先日、私の息子が私立の幼稚園の受験に失敗した。
妻はひどく落ち込み、不貞寝し、周囲に当たり散らした。
それだけ一生懸命だったのだろう。
息子は屈託のない顔で
「がんばったよ」と言う。
私の息子は多分勉強もそんなに出来ないような気もする。
いやできるような気もする。
運動もできないような気がする。
いや出来るような気もする。
どっちでもいいと真剣に思う。
私は妻と口論になった。
まぁそりゃ不愉快だろうな。
妻の気持ちも分かる。
息子は毎日、これでもかってくらい「アンパンマン」を観る。
観まくる。
後輩の岩瀬という男がくれたアンパンマンの図鑑を大事しそうに抱えて、
沢山のキャラクターを言い当てるのが大好きだ。
夢中になって覚える。
そりゃジブリやピクサー、
なんなら普通の劇映画なんかを観て欲しいなぁなんて
思いながらも、
これはこれでいいとも思う。
夢中になっているだけでいいと思う。
だったら誰にも負けないくらいアンパンマンに詳しくなればいいだけだ。
集中したり夢中になれる才能があるなら、大丈夫だと思う。
たかだか人より1年、2年保育園や幼稚園にいけなくたって、別にかまやしないと思う。
妻は車の免許を取得して、どこか遠くの幼稚園に送り迎えしなきゃという。
地元にないのかと聞くと、地元は定員がいっぱいで入れないのだと応える。
私は子どもより日本のことが心配になる。
当たり前にできることはやらせて欲しい。
ちゃんと税金払っているのだから。
うちの息子はビビりで、面接も直前で怖気づいたそうだ。
まぁ、そんなところは私にそっくりで遺伝かなんかだろう。
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